お祝いの生花「胡蝶蘭」はいつまでに贈るべきか

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開業祝いや移転祝いで贈られるお祝いの品にはフラワーギフトも好まれています。贈り物に慣れていない方だと、どの花がいいのか、いつ頃届ければいいのか分からないこともあるでしょう。ここでは、お祝いの品をいつまでに贈るべきか紹介していきます。
目次


1.お祝いに相応しい胡蝶蘭

開業祝いや移転祝いなどの祝いごとに贈られる贈り元には生花や、オフィス向けのカタログギフトが好まれます。特に生花は見た目も良く、新しい店舗を彩るのにも役立ってくれるでしょう。 胡蝶蘭

1-1.胡蝶蘭は定番のフラワーギフト

お祝いで贈られる花の定番は「胡蝶蘭」です。胡蝶蘭は高級感のある「飾れる鉢植え」なので、インテリアとしても楽しめて店舗が明るくなります。また、胡蝶蘭は花粉や香りがほとんどない花です。そのため、店舗の雰囲気を邪魔することはありません。枯れにくい、季節を選ばず贈ることができるといった特徴から、様々な祝いごとに贈られる生花の定番になっています。

 

胡蝶蘭の花言葉も「幸せが飛んでくる」といった、幸先のよい花言葉で祝いごとにピッタリです。さらに、鉢に植えられた生花は「根付く」という意味も含まれます。つまり鉢に植えられた胡蝶蘭には「幸運が根付く」縁起の良いものとして扱われるので、お祝いの品として定番なのです。

1-2.胡蝶蘭の選び方

胡蝶蘭を選ぶ場合、色は白もしくはピンクが選ばれています。白には「誠実」、「平和」といった意味を持ち合わせるので、開業祝いや新築祝いなど新しいスタートに贈られる花として好まれます。ほかにも、黄色や紫に近い色などバリエーションがあるので、店舗や相手のイメージにあわせた色を選んでも良いでしょう。

 

一般的には3本~5本立ての胡蝶蘭に、木札をつけるのがマナーになります。見落としがちな点としてラッピングにも気をつけましょう。選択できる場合は、赤1色にならないように選んでください。理由として、赤は「家事」や「赤字」などネガティブなイメージを連想させると言われます。開業祝いに贈るには縁起が悪いので、ほかの色を選んで贈りましょう。

2.贈るのは1週間前~前日がおすすめ

お祝いは、前日か当日に贈る方が多いようです。ただし、贈る花の種類や相手の忙しさによっては、当日に届くとスムーズに受け取れず放置される可能性もあります。贈るタイミングをどのように考えると良いのか、紹介していきますので参考にしてください。

2-1.祝いのお花を贈る場合

生花は開店・開業祝いの品として、店舗に飾られていることが理想です。準備にかかる時間も考え、オープンの1週間前~前日までに届くように手配すると良いでしょう。

 

定番として贈られる胡蝶蘭は、花持ちが長いことも特徴です。1日~2日で萎えてしまう花とちがい、数日はもつので前もって贈っても安心です。もし、当日にしか贈れないときは、午前中には届くようにしてください。注意点として、前日・当日はオープンに向けて慌ただしい時期なります。そのため、その日に相手がちゃんと受け取れる保証はありません。事前に連絡を入れておき、受け取り可能か確認しておくと良いでしょう。 配達

2-2.贈る花の種類によって変える

胡蝶蘭以外の花や、種類によって贈るタイミングを変える場合もあります。種類はスタンド花やアレンジメントなどがありますが、大きく分けて店内と店外のどちらに置くかを考えると良いでしょう。

 

■店内に置く場合

胡蝶蘭などの鉢花やアレンジメントなどの店内に置くような花は、インテリアとしての役割を持ちます。そのため、前日までに届くとレイアウトを考え設置場所を選択できます。ですので、前日までに届くよう手配してください。当日直接挨拶に出向く予定があるのなら、アレンジメントやブーケなどの小さい花を持参しても良いかもしれません。

 

■店外に置く場合

スタンド花のようにお店の入口付近に設置される花は、オープン当日に届いても良いでしょう。特に切り花で日持ちしない花の場合は、前日に届けるよりも当日のほうが鮮やかな状態で店舗を彩ります。新しく開業したお店であることを周知する宣伝効果もあるので、萎えていない状態が好まれるのは当然です。納品日にスムーズに行動できるよう、相手に一言伝えておくことは忘れないようにしましょう。

2-3.タイミングを逃してしまったら…

開業日を過ぎてしまった場合でも、1週間以内には届けるようにしましょう。最初の1週間はできるだけ多くのお客様に入ってもらい、良い印象を残したい期間です。花を飾ると、店内の雰囲気が良くなる効果が期待できるので、印象に残るものを贈ります。ただし、数週間あくようであれば、相手が落ち着いた時期か、1周年などの別の機会に贈るほうが良いかもしれません。

2-4.手配はいつまでにする?

当日・翌日配送にも対応している業者もありますが、ゆとりをもって注文することをおすすめします。開業日が決まっているのであれば、配送希望日の3日~1週間前には注文しましょう。

3.祝い札やメッセージカードの書き方

生花は飾ることで雰囲気を明るくしますが、贈り物として渡す場合は花だけ贈るわけではありません。誰から何の目的で届いたのか分かるように、立て札やメッセージカードを添付しましょう。

3-1.祝い札の明記

胡蝶蘭などのお祝いのは花にメッセージを明記する際は、立て札が一般的です。「祝」「御祝」「御開業御祝」などの言葉と、送り主の名前は必須で明記します。「○○様」のように送り先の名前は記入しなくても問題ありません。 胡蝶蘭

3-2.メッセージカードに記載する場合

立て札以外にお祝いのメッセージを明記する方法として、メッセージカードの利用があります。オリジナルのメッセージだけでなく、テンプレートとして提案される言葉もあるので調べてみます。メッセージカードは、自作のものを添付してくれる場合と、業者のテンプレートに希望したメッセージを追加する場合があります。どちらを利用できるかは、注文確定までに確認します。

4.お祝いはオープンの1週間前~当日の午前中を目安に贈ろう

お祝いとして生花を贈る場合、オープンの1週間前~前日までに贈るのがおすすめです。遅くても、当日の午前中には届くように手配してください。ただし、オープン前日や当日は慌ただしくなることも予想されます。スムーズに受け取りができるよう、事前に相手に一言伝えておくと良いでしょう。

 

贈る花に悩むのなら定番の「胡蝶蘭」を選ぶと喜ばれます。気品高い花なので、浮いた印象になることはほとんどありません。また、「幸せが飛んでくる」という花言葉をもつ縁起の良い花になります。これからの経営が上手くいくように思いを込めて、祝いの花を贈りましょう。
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