胡蝶蘭のもつ意味が贈り物として喜ばれる理由を紹介

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お祝いの場で見かけることの多い胡蝶蘭。開業祝いや結婚式といった場で好まれているのには、胡蝶蘭がもつ意味が関係しています。贈る意味や注意点を理解することで、相手により喜ばれるプレゼントができるでしょう。ここでは、胡蝶蘭の意味や種類、注意点について解説していきます。 プレゼント
目次

1.胡蝶蘭がもつ意味

1-1.胡蝶蘭は縁起が良い

■一般的な理由

花には種類や色ごとに、それぞれの花言葉があります。胡蝶欄の場合、すべての色に共通している花言葉は「幸運が飛んでくる」です。胡蝶蘭の花びらが蝶の羽に似ていることもあり、幸せがヒラヒラと舞い込んでくることをイメージしているのでしょう。こうした理由から、胡蝶蘭はお祝いの場で好まれています。

 

また、鉢植えにも意味があるのはご存知でしょうか。鉢植えには「根付く」という意味があります。そのため、土地や職業に根付き、長く仕事が続くという思いを込め贈られるようになりました。ミニブーケやプリザーブドフラワーも贈り物として人気がありますが、新しいスタートには鉢植えの胡蝶蘭がおすすめです。

 

■お祝いとして贈られる理由

胡蝶蘭は、一般的な理由を踏まえて「相手の今後の幸運を祈る」意味で贈られます。そのため、開業・開院などのビジネスシーンはもちろん、結婚記念日や母のなど女性向けの贈り物としても使われています。

1-2.胡蝶蘭は反映と安定のシンボル

蘭は古代ギリシャの時代には子孫繁栄と結び付けられていました。そうしたイメージは、現代でも繁栄のシンボルとして受け継がれています。女性にも人気が高く、香りも強くないので出産祝いや安産祈願にもおすすめです。

 

また、胡蝶蘭は植物の中でも丈夫で、最低限の環境を整えれば枯れることもない比較的育てやすい種類です。1度開花したら1ヶ月~2ヶ月ほどもち、枯れたとしてもお手入れをすることで、また咲いてくれます。こうした特徴も、安定した経営や安定した愛情など、縁起の良いイメージにつながっているのです。

1-3.胡蝶蘭の色でも意味が変わる?

花は色によって花言葉が変化します。胡蝶蘭も「幸運が飛んでくる」という意味にプラスして、色ごとに意味合いがあります。よく贈り物として選ばれる、白とピンクの意味も知っておきましょう。

 

■白の胡蝶蘭

白は「純粋」「清純」といった意味をもっています。そのため、結婚式には装花やブーケとしても使われます。胡蝶蘭の「幸運が飛んでくる」という花言葉と、「繁栄」や「安定」といったイメージから新婚の夫婦に贈る花としてもピッタリです。また、白には広さを感じさせたり、実際よりも軽く感じさせたりする心理効果があります。背の高い胡蝶蘭でも空間を圧迫させず、広々と見せる効果が期待できます。

 

■ピンクの胡蝶蘭

ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛しています」という意味があります。結婚記念日の贈り物だけでなく、プロポーズの場面でも男性から女性に贈る花として人気の花です。感謝の気持ちを伝える母の日ギフトとしても利用されており、カジュアルに利用できる分値段もお手頃なものが用意されています。

胡蝶蘭■その他の胡蝶蘭

胡蝶蘭には他にも黄色や紫、青色といった色が存在します。これらの色は比較的新しい品種で、花言葉もあまり認知されていない、もしくは花言葉がついていない種類です。ただし、胡蝶蘭に共通する「幸運が飛んでくる」という意味は変わりません。

 

そのため、品種ごとの花言葉よりも、贈る相手のイメージカラーとして選ばれるケースが多いようです。単色だけでなく、様々な色が組み合わされた胡蝶蘭は、とても華やかでお祝いギフトとして人気です。優雅で存在感のある姿は、受け取った側もきっと喜んでくれるでしょう。

2.胡蝶蘭の種類

胡蝶蘭は、お祝いの場で贈られることの多い花ですが、いくつかサイズがあるのはご存知でしょうか?贈答用によく利用されているのは「大輪」と呼ばれるサイズです。ほかにも「ミディ」や「ミニ胡蝶蘭」と呼ばれるサイズがあります。 それぞれサイズは変わっても、基本的な世話の仕方は変わりません。サイズ・品種が変わったとしても、しっかりと水をやり、育てていれば長く楽しむことができるでしょう。次はサイズごとの特徴や利用されるシーンを簡単に紹介します。

2-1.大輪

贈答用としてよく使われるのが大輪です。花の大きさは11cm~15cmほどで、高さは80cm程度のものが多く豪華で見栄えも良いのが特徴となります。花の本数や品種にもよりますが、価格は20,000円~50,000円程度になります。最近はインターネットを利用した生産者直送のシステムで、もう少し安い価格でも購入できるようです。

2-2.ミディ

ミディは中輪とも呼ばれる、大輪より一回り小さいサイズです。花の大きさは3cm~6cmほど、高さは40cm程度になります。上品さと可愛さをあわせもち、場所をとらないサイズなので設置スペースを確保しにくい店舗の贈答品にも向いています。価格も比較的お求めやすい値段なので、ビジネスシーンだけでなく、母の日や敬老の日など個人間の贈り物にもおすすめです。

2-3.ミニ胡蝶蘭

花の大きさは2cm~4cmほど、高さは30cm程度で、卓上やカウンターにも置くことができるサイズです。開店祝いや誕生日のお祝いとして贈るだけではなく、自分用に購入して育てるのにも適しています。

 

紹介したサイズの他にも、さらに小さい「マイクロ胡蝶蘭」も登場しています。どのサイズでも、育て方や適した環境は変わりません。小さいサイズの胡蝶蘭は小規模店舗の開店祝いや、個人間でも気軽に贈れます。今まで胡蝶蘭は大きくて贈りづらいというイメージがあった方は、是非ミディサイズやミニ胡蝶蘭をプレゼントしてみてください。 胡蝶蘭

3.色や花の意味などから見る注意点

お祝いの場によく使われる胡蝶蘭ですが、贈るときにはいくつか注意点があります。相手に失礼のないように、マナーについても確認しておきましょう。

 

赤一色のラッピングを避ける

赤は「赤字」「火事」を連想させるため、開業祝いでは避けたほうが良いと言われています。ラッピングが赤一色にならないよう、購入時にお店の人に相談しましょう。次に注意する点として、胡蝶蘭をお見舞いの品に贈るのはNGです。鉢植えには根付く(寝付く)意味をもつので、病気や怪我の治りが遅くなる縁起の悪い意味合いになります。

 

ほかに注意する点として、胡蝶蘭は3本か5本で贈るケースが多いことにも意味があります。これは、ご祝儀を割り切れない奇数で包むのと同じ理由です。また、死・苦を連想させる4本や9本で贈呈するのも避けたほうが良いでしょう。

 

最後に、大ぶりで豪華な胡蝶蘭は場を華やかにしますが、置くスペースに困ることがあります。手配する前に相手のスペースを確認するか、サイズの小さい胡蝶蘭を贈るなど配慮は忘れないでください。

4.胡蝶蘭がもつ縁起の良さが贈答品として好まれる

胡蝶蘭は「幸運が飛んでくる」という意味をもつ花で、縁起の良さから贈答品として好まれてきました。また、季節を問わず贈ることができるので、お祝いシーンの贈り物としていつでも贈ることができます。

 

受付カウンターにも置けるミニ胡蝶蘭も登場しているので、小規模店舗の贈答品にも喜ばれます。相手を思う意味を込め新たな門出を迎える人に、胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。
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