その花、退職祝いにふさわしい?購入時は「花言葉」にも注意しよう

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入社時からお世話になっている会社の先輩が退職することになった――。苦楽をともにした人への退職祝い選びにはいつもより力が入ることでしょう。でも何を買えばいいのか悩んでしまうことも。そこでそんな人のために、おすすめの品をご紹介します。

退職祝いにおすすめのアイテムとは?

花束・フラワーギフト

退職祝いの定番ともいえる「花」。もらう側も手にする機会が少ないので、素直に嬉しかったりするものです。最近では普通の花束だけでなく、ボックスに入ったタイプのものやプリザーブドフラワーなど様々な種類があります。 買う際はお店の人に、退職する人の年齢やイメージ、予算などを相談して、世界に一つだけのお花にしてもらいましょう。そういう細やかな心遣いは相手にも伝わるはずです。

スイーツ

女性へのプレゼントなら、甘い物でもいいでしょう。その際は普段なかなか食べられないような高級店や、行列のできる人気店の品がおすすめ。また、最近では見た目も華やかで可愛らしいアイシングクッキーがとても増えました。こういったものなら箱を開けたときにワァッと喜んでもらえそうですね。チョコレートが好きな方には、本格的なビーン・トゥ・バーチョコレートにするのはどうでしょうか。センスがいいと褒められるかもしれません。

スイーツ
マグカップ
退職祝いとして形に残る物を贈りたいなら、マグカップにするのも一つのアイデアです。家や職場で使用できる実用的なアイテムなうえに、使うたびにプレゼントしてくれた人のことを思い出させてくれます。

シンプルなものから色鮮やかなものまで、選択肢の幅が広いのもポイントです。もし退職される方が結婚しているのであれば、ペアで贈るというのもいいかもしれませんね。

カタログギフト

結婚式の引出物などでよく見るカタログギフト。相手の趣味や趣向をよく知らなくても大丈夫なので、贈る側としても悩む必要がないというメリットがあります。老若男女に喜ばれる定番カタログにするのもいいですが、グルメや特定のブランドなど退職者の好みがわかるのであれば、それに特化したものにするとさらに良いでしょう。

退職祝いの定番、お花を選ぶ際のポイントは?

退職祝いの定番である「花」を贈りたいとき、その種類の多さに頭を抱えてしまいませんか。そこで選ぶ際のポイントを下記にまとめました。
人気があるのは手渡しできる「花束」

受け取る側にしてみれば、持ち帰りがラクなプレゼントのほうが絶対にいいですよね。そこで花束を渡す場合は花屋でオーダーする際に退職祝いの品だということを伝え、持ち帰り用の袋をもらっておくといいでしょう。何かしらの事情で手渡しができないという場合は、自宅に飾ることができる胡蝶蘭や観葉植物を配送してもらうという手もあります。

袋
よく選ばれるのは一目でわかるポピュラーな花
バラやユリ、ヒマワリなどパッと見てわかるようなものは、贈り物として不動の人気を誇っています。花に詳しくない人でも名前を知っているので、喜んでくれる確率が上がるからです。

定番品もいいですが、これまでの思いがつまった“オンリーワン”を贈りたいという人は、まずはお店で相談してみましょう。退職祝いだということを伝えれば、花言葉に配慮したラブリーな花を選んでくれるはずです。

■退職祝いにおすすめの花

1.ピンクのバラ

バラといえば、情熱的な赤、爽やかな黄色、純白の白、珍しい青など色の種類が豊富なことでも知られています。その中でも女性らしいピンクのバラの花言葉は「感謝」。お世話になった先輩へ贈る花として、まさにピッタリですね。また、とっても映える色なので他の花と組み合わせることでより素敵な花束になること間違いなしです。

 

2.カサブランカ

白い花びらを四方に目一杯広げて咲くカサブランカ。「ユリの女王」と呼ばれるほどの美しさを誇り、まさに女王然として店頭に君臨しています。「威厳」「高貴」という花言葉なので、尊敬の念を持って贈りたい花です。

 

3.胡蝶蘭

開店祝いの花として店先で見ることも多いことでしょう。胡蝶蘭と聞くとついお値段が気になってしまいますが、実は1万円以下のお手頃なものもあるので意外と手が出しやすい花です。

花言葉は先輩の門出にふさわしい、「幸福が飛んでくる」。とても上品な花なので年上の方に好まれやすい傾向があります。

花を贈るときに気をつけたいポイント

退職祝いにNGな花

どんなに美しくても、中にはお祝い品としてはふさわしくない花言葉を持っている花もあります。間違って贈ってしまい関係がギクシャクしてしまった……ということが起きないように気をつけましょう。

 

黄色いバラ:花言葉「嫉妬」

恋愛に関するネガティブなことなど、多くの意味を有している黄色いバラ。その中には「嫉妬」という意味も含まれているため、退職者へのプレゼントとしてはふさわしくありません。

 

花束ダリア:花言葉「裏切り」

6月中旬から11月にかけて咲く花で、可憐な小輪種、力強さを感じさせる大輪種など種類は様々です。美しさに魅了される人も多く女性人気の高い花ですが、その花言葉は危険。「裏切り」なんて、退職する人への嫌味にしか聞こえません。

 

黄色のカーネーション:花言葉「軽蔑・嫉妬」

母の日のプレゼントとして親しみのあるカーネーションはフラワーアレンジメントやブーケにしやすいため、とても重宝されています。しかしその中でも、黄色は要注意。軽蔑や嫉妬という意味を持っています。同じカーネーションでも赤は「母への愛」、ピンクは「感謝」なのに難しいですね。

 

オレンジのユリ:花言葉「憎悪」

暑さや寒さにも比較的強いという特徴を持っており、色鮮やかで華やかな印象を与えるユリ。その中でもオレンジ色のユリはとくに目を引くので思わず手を伸ばしてしまいそうですが、実は「憎悪」という怖い意味が。お世話になった人へは適していないので注意してください。

 

アザミ:花言葉「報復」

春から秋にかけて日当たりの良い道端や草原に生息しています。紫色で花の部分から細いトゲ状のものが出ており、名前を聞いてピンとこなくても実物を見ればわかる人も多いのではないでしょうか。とても可愛らしい花ですが、見た目によらず花言葉は「報復」。贈り物としては絶対にふさわしくありません。

花に詳しくない場合は花屋に相談を

これまでお世話になった人へ贈る大事な品です。予算、その人の雰囲気、贈る側の気持ちなどを考慮して、最良の花を選びましょう。花の知識に乏しかったりセンスに自信がなかったりする人はまずは花屋へ足を運んで、店員さんにあれこれ相談するのもいいと思います。また当日になって慌てないでいいように、予定日より前にネットで注文しておくという案もあります。
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